2012年12月21日

冬至

今日は冬至。
昨年の今日、炎龍が急逝した。

最も夜が長いこの時期―太陽の力がもっとも弱く感じるときに、
太陽のようにまぶしいほど明るくおおらかな子は、
まだ夜明け前の闇の中で突然息を引き取った。

異変に気がついて飛び起き、大きな体の彼女をとっさに抱きかかえたまま、
私は何もできず、そうして息絶えた彼女を呆然と抱いている間にようやく夜が明けた。


私は残念ながらロマンチストではないので、死後の世界も不滅の魂の存在も信じていない。
きっと、そんなことはないのだと思っている。
けれど・・・もしも自分が死んだら、先に死んだ親しいものと遭えるというのが本当なら・・・

炎龍があの大きな体をどさどさ揺すって、びちびち小躍りしながら
「おがざん!」と、あの笑顔で迎えにきてくれるとしたら―
私は死というものはなんてステキなことだろうとすら思う。


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    今でもおまえの匂いを覚えているよ。


炎龍だけじゃない。
ののちゃんにも、ラムちゃまにもまた遭えるというのなら―


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     ののちゃんは炎龍より3週間早く―
     2011年は悪夢のような1年だった。
     3匹の草食ユニットが相次いで亡くなった。


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     ラムちゃまは8月に、壮絶な9ヶ月間の闘病の末に。


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     今にして思うと、天国は天上にあったのではなく、まさにここにあった。
     こんな光景はおそらくもう二度と再現されないと思う。


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     鼠のお姉ちゃんと、巨猫の弟と


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     猫とじゃれるのが楽しくて仕方なかったうさぎと


でも・・・きっともう遭えないだろう。
死んで遭えるものならこんなに嘆く必要はない。
でも、きっともうおまえたちに遭えることはどんな世界でも絶対にないんだろう。
・・・だからこんなに哀しいんだ、と最近は思う。


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     ふぉーちゃん、おまえともう少し一緒にいたかったな。
     ふぉーちゃんのことをどれほど誇らしく思って、どれほど愛していたか、
     ちゃんとおまえに伝わっていただろうか。



※ふぉーちゃんの動画です。
最近は冷静に、懐かしい気持ちで見れるようになりました。
ののちゃんも大あくびしています。
(高画質にしてご覧ください)





今日、プロフィール欄の炎龍の写真を外します。



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2012年12月16日

封印

チョコのために最後の仕事―

チョコの飼育小屋の掃除をしてきた。
なんだかだ言いつつも、私に飼育小屋の鍵を預けてくれて、
いつでも好きに出入りさせてもらい、
最終的には快くチョコを送り出してくれた小学校には感謝しているので、
最後にきちんときれいにしておかなきゃね。


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   チョコの飼育小屋に向かう公園脇の道。
   ここ数日の湿った雪で、木々が雪化粧。
   もう、この道を往復することもめったにないだろうな。


記録的な大雪が続いていたので、思ったとおり飼育小屋の運動場は腰まで雪が積もり、
寝室のドアを開けるために、まず素手で雪を掘らなきゃならなかった。
チョコがいたら、絶対にここまで積もったままなんてことありえない。

飼育小屋に近づいたら、いつも「ちょんこ〜来たよ〜」と声をかけると、
運動場に出られないほど雪が積もっているときでも、
必ずチョコ専用の寝室の出入り口のところから顔を出していたっけ。


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    2週間前にチョコをつれてきた時からそのままの寝室の中。
    ・・・なんだか不思議な感じがした。
    現実感がないというか。


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    寝室の中は+3.5℃。外より3℃くらい高いか。
    この中も厳寒期には-5℃を下回っていた。
    ・・・こんなところにチョコは8年もいたんだ・・・


寝室の中の備品のほとんど全部は私が持ち込んだもの。
手作りのウッドハウス2個に、ウォームシートに、壁の合板に、床の断熱シート・・・
12月4日全校朝礼で挨拶に来たとき、食器だけ先に持って帰っていた。
なので、今日は何も持って帰るものはないので、
ウッドハウスも解体し、布類やおやつ類もシート類も全部ゴミ袋へ。
とにかく、全部、徹底的に廃棄。
ゴミ袋4個にもなった。


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     床の断熱シートと合板を取り除いたら、
     チョコめ・・・手前の中央部分以外は全部掘り進んでトンネルにしていた。
     8年目になって、初めてこんなに掘っていた。


土に混ざった牧草を取り除いたりなんだりで、
土ぼこりにまみれながら2時間。
寝室の中は、私が介入する以前の状態―つまり、「何もない」状態に戻った。
私が介入する以前、チョコは1本の牧草も寝床もないこの場所で寝ていた。


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     寝室のドアを閉めるときに、祈った。
     「ちゃっぴー、今までチョコを守ってくれてありがとう。
     おまえのおかげで、ようやくチョコを安心な場所に送り出せたよ。
     そして・・・もう二度とここにうさぎが入れられないよう、お願いね」と。


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     たびたびチョコに差し入れを持ってきたり、
     チョコを心配して私にいろいろ聞いてくる近所の人がいたので、
     学校でもフェンスに「チョコは里親さんの元に行った」という張り紙を出していたけど、
     私も貼り付けておいた。
     「チョコは幸せになりました」と。


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     すっぽり雪に埋もれるようになっている飼育小屋ともこれでお別れ。
     チョコはもうここにはいない、とわかっていながら、
     冬、帰るときいつもチョコに「がんばれ」と声をかけていた癖が出そうに。


これで、チョコとの縁は一区切りついた。



もう二度とここには来たくない。
ここにこうして飼育小屋がある限り、またいつ新しいうさぎが入れられるかわからない。
(学校にははっきりともううさぎは飼わないでほしいと言ってきたけれど、
やはりこの飼育小屋は「動物飼育」という学習要綱があるため設置されている、ということで、
こうしてこういう設備が校門のまん前にある以上・・・またうさぎが入れられる可能性は高い。
それなら、せめて教室で飼える動物にすべきだ、とは言ってきたけれど、
特に現在の校長先生や教頭先生がいなくなったらどうなることか)


そもそも、ここは初代学校うさぎのちゃっぴーが、
チョコよりさらに過酷な状況で飼われていた場所で―
それでも彼女は9歳まで生きた。


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     初代学校うさぎのちゃっぴー。
     ちゃんとした名前もなかったので、
     私が勝手に名付けて、約半年間毎日のように通った。


ちゃっぴーの頃は、鍵を預けてもらうこともかなわず、
当時の教職員には疎まれ、
結局何一つしてあげられないまま―
ちゃっぴーが病気とわかっていながら、一口の薬すら与えられず、
彼女はたった1匹でここで死んでいった。
当時の私は、やはり今の自分より相当未熟で、しかも勇気もなく、腹もくくっていなかった。
当時の私にもう少しだけの思慮と勇気があれば―

ちゃっぴーの痛ましい死は今もトラウマになっている。
いつか―チョコも誰にも看取られずこの冷たい寝室で息を引き取るときが来るのではないか―
私はただただそれが怖かった。
それを避けたいためだけに執拗にチョコの元に通い、
学校側との関係を保つよう努めてきたような気がする。



チョコが幸せになった今、
ここはまたちゃっぴーの墓標になった。



皆さんの近所にも小学校があるでしょ?
ほとんどの小学校には飼育小屋があるはず。
そこにうさぎがいないか、
もしいたら、どんな状況か一度確認してみてほしいのです。
(おそらく、99.9%、チョコより何倍も過酷な状況のはず)

そしてそれがうさぎにとって適した状態ではないと感じたら―
あなたにできる方法で何か1つ、学校側にアプローチしてほしい。

最終的に、学校や幼稚園などでの動物飼育全廃のために。


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     2008年1月厳寒期のチョコ。
     この頃はまだ小屋の鍵をもらえていなかったので、
     フェンス越しに野菜やペレットを与えていた。
     今から思うと、この頃が一番切なかったな。。。



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2012年12月13日

チカラが出なかったけど

チョコは鸚哥亭(インコテ〜)さんで、
申し訳なく思うほど、とてもとてもとても大事にされていて、
新しい環境にも大分慣れてきたらしく、食欲も十分、
自分からケージから出て遊ぶようになったということです。

もう、安心。
私がよけいな心配をすることももう必要ない。
本当にチョコは強運なうさぎ。
本当に素晴らしい里親さんに巡り会えた。

たびたびこれまでも、私は動物たちに「大どんでん返し」の運命をプレゼントしてきた。
あちゃ、野茂さん、にこ、炎龍。
いつもは私が引き取って、それで大どんでん返しストーリーは終了だったけど、
今回のチョコは、さらに自分以上に幸せにしてくれる人に託して終了という、
うさぎでは初めてのケースだった。

とてもいいことだったと思っている。
なにもかも自分で背負い込みすぎて、そのしわ寄せが背負い込んだ子たちに及ぶより、
もっと発展的で柔軟なストーリーにできたと思うから。


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     出発前夜のチョコ。大好きなアゴこちょこちょ。
     「や、やめれって」


なんだけど・・・

いつもならこの大雪にはチョコの飼育小屋には必ず朝晩行って、
運動場の雪かきやチョコのカイロの取替えを絶対にしていただろうに、
今・・・もうそんな必要もなくなり・・・
毎日自宅前のバス停で降りられる、この不思議な感じ・・・
(いつも自宅からは離れた小学校前のバス路線を使っていた)

うちにいたときも、猫たちの数倍注意してチョコの様子を見て、
体調管理や生野菜の調達やしっこ拭きにあくせくしていたのに、
うちにもいない、けれど、飼育小屋にもいない・・・って・・・

自分でも意外に思うほど、なんだかしょんぼり・・・

チョコが幸せになって、
これ以上は考えられないほど大事にされて、
すべてを新しいご家族に託して、何の不満も不安もないのに、
この寂しさはいったい・・・


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      「そんなにおれっちのことを愛していたのかい?」
      愛しているから、送り出したんだよ。


本当に今まで大変だった。
根性と執念の体育会系の6年だった。
私はどうにも自分のことを自分で好きになれない人間なのだけど、
チョコのことに関してだけは、それでも自分でも「よくやった」と評価している。
だから、チョコを送り出したら、どれほど重荷から解放されてほっとするか、と思っていた。

なのに・・・
重荷の日課が突然なくなったせいなのか、
いつもいつも心配しなくてはならないうさぎの存在が身近から1匹もいなくなったからなのか、、、

なんともチカラが出なかった。


でも、今日くらいになって、やっと・・・
「チョコは私のもとから完全に離れた」という感覚に違和感を覚えなくなってきたような気がする。

本当に、あの里親さんに託してよかった、
チョコのために最善の選択をして、その判断は間違っていなかった、
すべてうまくいったんだ、という感覚。

猫たちの縁談も、いつもそう。
送り出して数日は心配で心配でたまらないけれど、
そしてやがて・・・心底ほっとする。
私の元にいることが何も最善ではないんだ、という当たり前のことを確認できたとき、
私は本当に・・・「いいことした」と思える。




    出発前夜、元気に遊ぶチョコ。



今まだ縁談を待っている保護猫親子が片付いたら、
今度は私が引き取ってエンドとなるストーリーのうさぎを見つけるんだ。





ニックネーム Lin at 21:16| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月09日

飛んでいった・・・

今日、チョコは岩手の終の家に旅立ちました。

夕べから何度も何度も約束した。

もし、おまえがこの旅で死んじゃったなんてことになっても、
Linさんは同情しません。
Linさんは6年以上、おまえのために本当に頑張った。
どんな暴風雨や暴風雪の時も、いや、そういう時こそ、
寝室のドアがきちんと閉められているか、
悪天候で誰もゴハンをあげてくれていないのではないかと心配で、
Linさん自身が遭難しかかりそうになりながら(笑)。
あるいはマイナス10℃以下に冷え込む日には、朝晩仕事に行く前と帰りに寄って、
おまえのカイロを取り替えてきたよ。
Linさん自身が凍死しそうになりながら。

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       「Linさん・・・小屋のドアが凍り付いて開けられないって、
       ライターであぶってたな」
       ポットにお湯を入れて持ってきてかけたりね。

学校との折り合いをどうするかも、本当に大変だった。
あまり批判的な態度では迷惑がられてしまうだろうし、
だからできるだけ沈黙と行動で示そうとしてきた。
ひたすら、チョコの立場を思ってのこと。

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       「へへっ Linさん、おれっちのゴハン入れが空っぽで、
       水が取り替えられてないって言っては怒りまくってたな」
       ・・・そりゃ怒りますとも。

それも、おまえがどんなに寒い日でも、元気に雪の中を走り回って
たくましさ、健やかさを見せ付けて、
こんなに健やかな子だからこそ守り抜きたいと思ったから。
だから、今年老いて弱ってきたように感じるおまえを温かいお布団で寝かせるときになったと思って、
最後にひと踏ん張りした。

おまえね、考えてもごらん。
よそのうさぎのことをここまで心配して、毎日のように通いつめたニンゲンなんて、
LinさんでもLinさん以外に知らないよ。

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       「もうほとんど・・・執念だな」

だから、おまえの終生の幸せを願って送り出すんだから、
なのに、初フライトでへたりました、だの、緊張して寝込みました・・・だの、
そんな情けない結果はLinさんに後ろ足で砂をかけるようなもの。
年老いたおまえを幸せにしてあげたいと、新千歳空港までとんぼ帰りで
迎えに来てくれる里親さんに向けられる顔もない。
もし、そんなことになったら、
所詮おまえはその程度のうさぎだったということだ。

ここまでLinさんは頑張ったんだから、あとはおまえ次第。
おまえを信じているよ。


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     「へーい」


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   新千歳空港で里親さんにお会いする。
   チョコの新しいママです。


カウンターで、キャリーごと専用ケージに入れられる様子を見ているうちに、
なんだかチョコの心細さが伝わってきて泣けてきた。
係の人に「客室と同じ温度なんですね?小さい年寄りのうさぎなんです」と念を押したら、
「ここから飛行機に乗せるまで1分ほど外気に触れますが、
あとは温かいですよ。大丈夫です、丁寧に扱いますから」と言ってくれた。


そして・・・チョコは岩手に向かって飛んでいった・・・


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        さよなら、チョコ。愛してるよ。


チョコは無事に到着し、すぐにゴハンを食べて、
今はカイロや湯たんぽの入ったお布団で寝ているんだとか。

よしよし、すぐにゴハンも食べたんなら上等。
・・・約束を守ってくれてありがとう。

嬉しいけれど、とてつもなく寂しい。なんだか、何もしたくない気持ち。
寂しいけれど、ほんっ    とにほっとした・・・

チョコ、どこまでも長生きして、どこまでも幸せになれ。
小学校で飼われていたうさぎでも、こんなに幸せになった子がいるんだ、と
みんなに教えてあげて。



※新しい家でのチョコの様子は、こちらでご覧になれます。




ご心配いただいた皆さん、ありがとうございました。



ニックネーム Lin at 20:49| Comment(6) | チョコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月06日

うさぎマイスター、健在?

あぶない、あぶない・・・!

やっぱりチョコ、具合が悪かったらしい。
おそらく少し発熱していたんだと思う。

先日の大雪の夜、チョコの元気のない様子がどうにも気になって、
また大雪の中戻ってチョコをつれてきて正解でした。
その時からうちの中に入っても、イマイチ・・・元気がなく。

猫たちが嬉しがって寄ってきてもほとんど反応しないし、
ほとんど動かずじっと丸くなって、食欲もいつもの半分程度。
当初はうちに来て緊張しているだけかと思っていたけど・・・

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    元気がない・・・いつものチョコじゃないね。
    カイロの上にただ横たわるだけ。


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    まいこ〜にぐちゃまんまを食べられても無反応。
    「お、おれっち、、、」
    それにしても、ずっと外暮らしだったのに、ちゃんとクッションの上で寝るあたり・・・
    なんだか泣かせますね。
    こんなにふかふかが大好きな子なのに。


永年こんなうさぎの様子を見ていた私にはどうしても・・・発熱としか思えず、
思いきって夏にもらって保存していた抗生剤を飲ませたら・・・
ほらね、やっぱり元気になった!


すっかり快活になって、もうカイロの上にも乗っかっていない。
部屋中走り回っている。
やっぱり熱があって寒かったんだ。
そんな状態なのに、あのまま零下の飼育小屋に置いていたら、今頃・・・
そうして、一口の薬も暖かい寝床もなく、
先代の小学校うさぎはたった1匹で息を引き取った。

ぜんぜん運動場に出ていない、と気がついた頃からしんどかったんだろう。
本当にぎりぎりセーフの引退だった・・・


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    牧草もパツパツよく食べ・・・
    「なんだよ、おれっちをからかっているのかい」


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    ぶひっ!豪快に鼻まで鳴らして遊びます。
    抗生剤投与で、気になっていた結膜炎の涙も治まった。

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    「つっくそぉ〜!」お布団にヤツアタリ。


この分では9日の出発は見合わなきゃ・・・と思っていたけど、
フライトにはもう大丈夫でしょう。
念のため当日まで投与は続けるけれど。

寒くなったら絶対に発熱する、と予測済みだった。
春からずっと患っている結膜炎、これを引き起こしている感染症が原因で。
それもあって、この冬はもう絶対に戸外での暮らしはさせられないと思っていた。
温かい室内でなら、おそらく発症も抑えられるはず、と。

その予測だけでなく・・・
「うさぎの顔を見て発熱を見破る」―この私の特技、まだ衰えていなかったことに
自分でもちょっと意外。猫だと絶対まだわからないと思うのに。
約1年のブランクがあるとはいえ、
もしや「うさぎマイスター」はまだ健在かも?


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     食べる食べる食べる・・・!
     「ぐちゃまんま、まだ?」た、ただいま!

12月4日、小学校の全体朝礼に出て、
子どもたちに「チョコはおじいさんになったので引退します」と話してきて、
学校からも快く送り出してもらえました。

さ、本当にこれで何の不安もなくなったね?
最高のコンディションで送り出したいんだから、頼むよ。





ニックネーム Lin at 00:00| Comment(2) | チョコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月02日

旅立ちの前に

昨日夕方から札幌は大雪。
気温もぐんと冷え込んで-5℃以下。
仕事帰り、チョコの小屋に着いたときにはすでに寝室のドアも容易に開けられないほど
降り積もり、しかもまだまだ止まない様子。

チョコは雪が降り出してから一度も寝室から外に出た様子もなく、
もう冷たくなったカイロの上に座り込んでいて―
寝室の中もちょうど0℃。
飲み水が凍りかけていた。

いつも通りペレットや野菜をあげて、カイロを取り替えてあげて、
運動場の雪かきをして、それでいったん帰宅したものの―

去年まではまだこの程度の冷え込みだったらカイロは入れてあげなかった。
年明け後くらいにはさらに冷え込むし、
チョコは大雪になっても、雪煙を上げて運動場に出て遊んでいたから。
でも・・・今年は雪が降るようになってから、チョコはほとんど寝室の外に出ている様子がない。
寝室の地面に掘ったトンネルが気に入って外に出る気がないだけなのか、、、
0℃くらいの気温で寒がっている様子など今まで見たことがなかったのに。

と、思っているうちになんだか不安がどんどん高まって、
本当は12月4日に小学校の全体朝礼で子どもたちに「チョコは引退します」と説明して
引き取る予定だったので、
「あと3晩がんばれ」と言い置いてきたのだけど―

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       毎日のカイロが欠かせなくなっちゃった。


そうなの。
気になっていた方もいらっしゃると思いますが、
チョコはこのたび、縁あって岩手の方から「ぜひ」にと熱烈ラブコールをいただいて、
12月9日旅立つことになりました。

学校側と何度か面談し、理解をいただき、快く送り出せることになりました。
特に空輸の心配などいろいろあるけれど、
里親さんが当日新千歳空港までとんぼ返りで迎えに来てくださるので、
客室と同じ室温の専用スペースで行くことができます。


チョコにとっては、きっと最初で最後のチャンス。
なにより、チョコを心から迎えたいと熱望してくださる方のもとなら、
きっと楽しい安らかな余生を楽しめるはず。
それで、チョコを託すことに決めました。


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     先日、生まれて初めて動物病院でレントゲンを撮ったよ。
     循環器や骨格や呼吸器などに異常があったら飛行機に乗せられないからね。
     もし、、、万が一異常が見つかったら、私が引き取ることに決めていました。
     「ここ、どこさ・・・」


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     レントゲン撮影の時に大暴れしたらしく、直後は心臓麻痺を起こすのではと震え上がるほど
     すっかりヘタってしまって・・・
     仕方ないよね、これまでこんなことされたことないんだものね。


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     帰りはダウンの中に抱いて。やっぱり、怯えるうさぎにはこうしてあげないと。。。
     ラムちゃま以来だ。ダウンの中にうさぎを抱いて歩くのは。

  

検診の結果は、脊椎に椎間板ヘルニアの兆候こそあれ、
骨もまだしっかりしていて、心臓や肺や消化器官にも異常は見当たらず。
どこまでも空輸は心配だけれど、
考えてみると、空輸の際に誰かに無理やり体を固定されるなんてことはないわけだから、
レントゲン撮影よりはチョコにとってはマシかも。

それでも、レントゲン撮影のショックで体調を壊したのではないか、と気になって、
仕事に行く前と帰り、必ず寄って見ていたのだけど、
食欲はあるし、私にもいつも通りにすり寄ってくるから
ショックの後遺症はないと思うのに・・・やはりほとんど寝室から出ている気配もなく。
やはり・・・今のチョコには寒さが辛いんだと感じた。

で、学校側の要望で、12月4日全校朝礼で子どもたちにチョコが旅立つ説明をして、お別れをさせて、
そのままチョコをうちにつれてきて、
で、9日新千歳空港で里親さんに引き渡す―という予定だったんだけど・・・

もしかしたらこのタイミングの引退は、本当にギリギリだったのかも。
今のチョコにはこの寒さに耐えられる限界なのかも。
あと3晩だけだから、と無理を強いたために、
せっかくの目前のチャンスをふいにしてしまうことにでもなったら―

そんな不安でいっぱいになって、
結局・・・大雪の中またチョコの小屋に戻っていって、チョコをうちにつれてきちゃった。

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      「へへっ2ヵ月半ぶりにお邪魔します」


12月4日の挨拶の時にチョコも同伴させて子どもたちとお別れさせて来ればいいでしょう。


・・・・・・・・・私、ここ数年でこんなに安らいだことなかったかも。
吹雪のなか、寝室の中も凍り付いているこの季節に、
チョコはもう寒い思いをすることもないんだ、という安堵感。
ちゃんと食べるものがあるだろうか、きれいな水をもらっているかと
もうそんな心配しなくていいんだ―

チョコがそばにいる気配を感じながら、なんだか何時間でも眠れそうな気がする。


ずっとチョコの行く末を心配してくださった皆さんに感謝申し上げます。
正直・・・観念して私がチョコを引き取る心積もりでいましたが、
思いがけず良縁を結ぶことができました。
ご自身のブログでチョコのことを取り上げていただいたり、
呼びかけてくださったり、励ましていただいたり・・・本当にたくさんの方々にお世話になりました。
ありがとうございます。
うさ飼い同士の温かい思いやりに胸を打たれました。


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       「おれっち、やっぱしLin家の息子になっちゃったの?」
       ううん、本当の家には9日に出発するんだよ。


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       「ここ、あったかいね」うちにつれてきてからもカイロを入れてあげてます。
       それでもカイロの上に乗っかってるんだから、今までどれほど辛かったことか。


先日、病院の帰り、チョコをダウンの胸元に入れて歩きながら、
しみじみ思った。
うさぎはこんなにもろくて繊細で心もとない。
今まで何度そう実感してきたことか。
だから、猫たちには多少のことなら我慢させることができても、
うさぎにはそれができず、どうしても過保護にしちゃうんだ。
でも、、、
うさぎというものは、大事に大事に大事に大事に大事にするものなんだ、と。


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      あと1週間、楽しく過ごそうね。
      まいこ〜とルカちゃんもチョコと遊びたくてうずうずしてるよ。
      「・・・・へへっ」







ニックネーム Lin at 22:27| Comment(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする